鼻プロテーゼのダウンタイムと経過は?過ごし方や症状を軽減する方法を紹介

 

鼻筋を高くする施術として人気の鼻プロテーゼですが、ダウンタイムが長いことから、症状が出ている間どのように過ごすべきか、仕事はいつから行けるのかなど疑問を抱く方も少なくありません。

ダウンタイム中に適切な管理をすることは、鼻プロテーゼの施術を成功させるために不可欠なプロセスです。

この記事では、鼻プロテーゼのダウンタイム中の過ごし方や経過、症状を軽減する方法などを紹介します。

鼻プロテーゼの施術を受けるか迷っている方や、ダウンタイムについて理解を深めたい方は、ぜひご覧ください。

 

鼻プロテーゼとは

 

鼻プロテーゼは、鼻筋にシリコンでできた人工軟骨を挿入する施術です。ここでは、鼻プロテーゼについて詳しく紹介します。

 

施術方法

鼻プロテーゼは、患者さんの希望の鼻の高さに合わせてシリコン製のプロテーゼを加工して形成し、片方の鼻の穴の内側を切開して挿入します。

その後切開部分を縫合し、プロテーゼがずれないよう固定すると施術は終了です。

局所麻酔を使用するため、施術中に痛みを感じることはありません。また、不安な方は笑気麻酔ができるケースもあるため、医師に相談してみましょう。

Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の隆鼻術について

 

施術の効果

鼻プロテーゼの施術によって、スッと通った綺麗な鼻筋になり、鼻が細く見える効果が期待できます。

鼻筋が通ることで顔全体に立体感が生まれるため、鼻にコンプレックスがある方はもちろん、顔全体の印象を整えたい方にも適しています。

また、だんご鼻にお悩みの方も改善が期待でき、鼻全体にシャープな印象を出すことで高く細い鼻が実現できます。

 

鼻プロテーゼのダウンタイムと経過

 

鼻プロテーゼのダウンタイムは、患者さんごとの経過やクリニックの固定を外す期間の方針次第で変わることもありますが、ここではLu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)での一般的なダウンタイムを紹介します。

 

施術当日

施術が終了したら、プロテーゼが動かないようにテープやギプスで固定し、そのまま帰宅です。

腫れや内出血、痛みが強くでるケースがありますが、次第に落ち着いていきます。痛みが強い場合は処方された鎮痛剤を飲んだり、冷やしたりして安静に過ごしてください。

固定が外れるまでの間は、鼻を濡らさないように気をつける必要があるため、洗髪や洗顔が難しい場合もあります。

どうしても気になる方は、ドライシャンプーや顔用のふき取りシートなどを利用して清潔を保ちましょう。

 

施術約4日後

施術が終了してから4日後に、鼻についている固定を外します。固定を外したら鼻以外のメイクが可能になるため、日常生活が過ごしやすくなるでしょう。

腫れや内出血がまだ続きますが、症状は落ち着いてくる頃です。

 

施術約7日後

施術が終了してから7日後に、抜糸を行います。抜糸をした24時間後から鼻を含めたメイクが可能です。抜糸をすると傷口が目立たなくなり、違和感も少なくなります。

 

施術約2週間後

施術後約2週間が経過すると、周りの人に鼻整形をしたとわかりづらい状態になります。

 

施術約1~2ヶ月後

施術後約1~2ヶ月が経過すると、むくみや腫れが引いてほぼ完成した状態になります。

しかし、プロテーゼが完全に定着するまではさらに2〜5ヶ月程度かかるため、鼻に刺激を与えたり、うつ伏せで寝たりすることは避けましょう。

 

鼻プロテーゼのダウンタイム中に現れる症状

 

鼻プロテーゼのダウンタイム中は、以下のような症状が現れます。

  • 出血(1~2日程度)
  • 痛み(1週間程度)
  • 内出血(10日程度)
  • 腫れ(1~2週間程度)
  • むくみ(2ヶ月程度)

 

施術後すぐはさまざまな症状に悩まされることになりますが、症状は徐々に落ち着いていくため、痛み止めを飲んだり患部を冷やしたりして対応しましょう。

出血が鼻から出てくる場合は、強く鼻をかんだりせずに優しくガーゼや綿棒などでふき取るようにしてください。

むくみが完全になくなるまでには2ヶ月程度かかるため、顔全体が腫れているように見える場合もあります。

しかし、マッサージをするなどの刺激を与えると鼻に悪影響を及ぼす場合もあるため、塩分を控えながら徐々に改善されるのを待ちましょう。

 

仕事はいつから?鼻プロテーゼのダウンタイム中の過ごし方

 

鼻プロテーゼのダウンタイム中は、仕事や学校への復帰はいつになるのか、どのように外出したらいいかなどを知りたい方もいます。

ここからは、鼻プロテーゼのダウンタイム中の過ごし方について紹介します。

 

仕事

仕事や学校への復帰は、固定が外れる4日後を目途に検討しておくとよいでしょう。ただし、その後もまだ腫れやむくみが続くため、抜糸をするまでお休みされる方もいます。

メイクが可能になれば、内出血はファンデーションやコンシーラーである程度隠せるため、接客業や人前に出る仕事の方も抜糸後であれば安心です。

 

外出

腫れが続く1~2週間のうちは、外出時にマスクをして患部を覆っておくと周りにバレることなく過ごせます。

ただし、固定をしている間はできる限り安静に過ごす必要があるため、長時間の外出は控えるようにしましょう。

また、ワイヤー入りのマスクは鼻に負担をかける恐れがあるため、ノンワイヤーのマスクを使用する方がよいでしょう。

メガネやサングラスは鼻筋に圧力を加える原因になるため、控えてください。

 

食事

ダウンタイム中でも食事はいつも通りにできますが、鼻付近に違和感があるためやや食事がとりづらいと感じる方もいます。

固定が取れればいつも通りの食事ができるでしょう。特に禁止されている食事はありませんが、塩分を多くとりすぎるとむくみが長引く原因になります。

できる限り塩分を控えた食事を心がけましょう。

 

飲酒

飲酒は血流がよくなり、腫れや内出血などの副作用を悪化させる恐れがあるため、1週間程度は控えてください。

また、運動の習慣がある方もダウンタイム中は控え、医師の指示に従って運動を再開することをおすすめします。

 

入浴

シャワーは当日から可能ですが、固定が取れるまでは患部を濡らさないように気をつける必要があります。

湯舟への入浴は、固定が取れる4日後以降から可能です。

前述のように、顔を濡らしてはいけない期間はドライシャンプーやふき取りシートなどを使用して清潔を保ちましょう。

 

メイク・洗顔

鼻以外の箇所へのメイクは、固定を外した後から可能です。鼻を含めたメイクは、抜糸後24時間が経過してからとなります。

洗顔もこのタイミングから可能ですが、鼻を強く擦ったり、刺激を与えたりしないよう注意しながら行いましょう。

 

鼻プロテーゼのダウンタイムを軽減する方法

 

鼻プロテーゼはダウンタイムが長い施術ですが、この期間を乗り越えることで理想の鼻が手に入り、半永久的な効果を得られます。

とはいえ、ダウンタイムを軽くしたいと考える方も少なくありません。

ここからは、鼻プロテーゼのダウンタイムを軽減する方法を紹介します。

 

鼻に刺激を与えない

鼻プロテーゼのダウンタイム中は、鼻やその周辺を触ったり、擦ったりすることは避けましょう。

強い刺激を与えると、プロテーゼの位置がずれたり、形が変わってしまったりする場合もあります。

メイクや洗顔ができるようになった後でも、鼻やその周辺を触る際は注意して優しく触るよう心がけてください。

 

患部を冷やす

ダウンタイムで生じる腫れや内出血、痛みには、冷やす行為が有効です。保冷剤やアイスバッグなどをタオルで包み、患部を冷やしましょう。

1回あたり15〜20分を目安として、1時間ごとに繰り返すと効果的です。

ただし、冷やしすぎると患部に余計な刺激を与えることになるため注意が必要です。冷やす際は、医師の指示通りに行ってください。

 

頭を高くして寝る

血液は心臓より下の位置に集まりやすいため、横になったときに心臓と頭の位置が同じ高さになると、頭に血液が集中してダウンタイムを長引かせる原因になります。

そのため、横になる際は枕を高くして頭が心臓よりも高くなるように調整しましょう。

通常よりも枕を多めに使って頭を高くすると、重力の関係で朝起こりやすいむくみの症状も軽減されます。

また、横向きやうつ伏せは鼻を圧迫するため控えてください。

 

血流のよくなる行為をしない

前述したように、血流をよくする行為は腫れや内出血を悪化させ、回復を遅らせる原因になります。

長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒など、血流が良くなる行為は控えることをおすすめします。

これらを習慣的に行っている方は、いつから再開してよいか、医師と相談のうえで指示を仰ぎましょう。

 

禁煙する

タバコはニコチンによって血管を収縮させ、血流を妨げるため回復が遅れる原因になります。アイコスを含む加熱式タバコも同様に控えた方がよいでしょう。

また、血流が悪くなるとむくみや腫れが長引くだけではなく、感染症のリスクも高まります。

禁煙が難しいと感じる方もいるかもしれませんが、ダウンタイム中は、症状を抑えるためにも禁煙をおすすめします。

 

鼻プロテーゼに関するよくある質問

 

最後に、鼻プロテーゼの施術に関してよくある質問を紹介します。

 

Q:鼻プロテーゼは老後どうなりますか?

A:鼻プロテーゼはシリコン素材であるため、他の素材のように経年劣化して形が変わるなどの心配はいりません。

ただし、まれな症状として、10年以上経ってから石灰化が起こり、表面に凹凸として現れるケースがあります。

その場合は再施術が必要となりますが、まれなケースであるため、大きく心配する必要はないといえるでしょう。

 

Q:鼻プロテーゼは不自然な仕上がりになりませんか?

A:鼻プロテーゼは患者さんに合わせて自然な仕上がりになるように素材を形成するため、不自然と感じることは少ないです。

よく「アバター鼻」という言葉も聞かれますが、患者さんご本人の顔の全体のバランスを見て形成するため、自然な印象になるよう医師が調整します。

信頼できる医師にデザインを依頼すれば、不自然な鼻にはなりません。

ただし、ヒアルロン酸注入を何度も受けたあとに鼻プロテーゼを入れると、ご自身の見た目が変わったように見えるケースもあります。

 

Q:ダウンタイム中の傷は外から見えますか?

A:ダウンタイム中の傷跡は、外から見えません。

プロテーゼは挿入する際に鼻の表側を切開するのではなく、内側を切開して挿入するため、傷は鼻の内側にできます。

ただし、内出血は皮膚内で起こるため外側に目立つことがあります。

 

Q:プロテーゼは途中で交換が必要ですか?

A:鼻プロテーゼは半永久的な施術となるため、基本的に途中で交換する必要はありません。

ただし、L型プロテーゼと呼ばれる素材を使用している場合、定期的なメンテナンスが必要となります。

鼻先に負担がかかりやすいL型プロテーゼは、近年あまり選ばれない施術方法ですが、どのプロテーゼの種類を挿入しているかによって、メンテナンスの有無が変わってきます。

また、感染が起こってしまったときも、場合によってはプロテーゼを除去しなければならないため、注意が必要です。

 

まとめ

鼻プロテーゼは、ダウンタイムが比較的長く、仕事や学校に復帰するまでには4日程度の期間が必要です。

特に、接客業や営業職の方はスケジュールの調整が必要になるため、事前にどの程度のダウンタイムなのか確認しておきましょう。

主に鼻整形を行っているLu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)では、鼻整形専門クリニックで修行を積んだ院長が、患者様の状態に合わせてプロテーゼを作成します。

ダウンタイムの症状や期間についても、詳しくカウンセリングでお話させていただくため、鼻プロテーゼの施術を検討中の方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

ご予約はこちらから