「鼻を小さくしたい」
「大きい鼻がコンプレックスになっている」
「自力で鼻を小さくすることはできるの?」
鼻は顔の中心にあり、顔の印象を大きく左右する大切なパーツです。そのため、鼻の大きさにお悩みの方は少なくありません。
鼻を小さくする方法には、マッサージやメイクなど自分でできる方法から美容整形まで、さまざまな選択肢があります。
この記事では、鼻が大きくなる原因や自分でできる鼻を小さくする方法、そして美容整形の手術まで、詳しく解説します。
鼻の大きさにお悩みの方はぜひ記事を最後までチェックして、あなたに合った方法を見つけてみてください。
鼻が大きいとは?4つのタイプと印象
単に「鼻が大きい」といっても、その理由や原因は人によって異なります。以下で、4つのタイプとよくある悩みについて見てみましょう。
鼻全体が大きい | ・顔のバランスが崩れて鼻だけが大きく見える
・力強く、男性的な印象 |
小鼻が大きい | ・鼻の穴が大きく見えることがある
・メイクが決まりにくい ・気が強そうな印象、のっぺりした印象 |
鼻先が大きい | ・鼻のパーツが強調される
・鼻が低く見えることがある |
鼻の幅が広い | ・顔のバランスが崩れて見えてやすい
・笑ったときに膨らむのがコンプレックス |
鼻が大きくなる原因
鼻が大きくなる原因としては、主に以下が挙げられます。
- 生まれつき
- 骨格の問題
- 顔のむくみ
- 寝る姿勢(うつぶせ寝)
- 鼻を広げたりいじったりする癖
- 加齢
ここからは、それぞれの原因について詳しく解説します。
生まれつき
鼻の大きさや形には遺伝が影響しており、生まれつき鼻が大きい人もいれば、小さい人もいます。
生まれてから鼻の形は少しずつ変化していきますが、15歳くらいで鼻の成長は止まり、20代以降は成長によって大きく変化することはありません。
生まれつき鼻が大きい場合、自力で劇的に小さくすることは難しいでしょう。
骨格の問題
鼻は後天的な理由でも大きくなることがあり、その理由の一つが骨格の問題です。
上顎骨(じょうがくこつ)と呼ばれる顎の骨に歪みが起こると、その影響で鼻の骨の形が変形し、鼻が大きくなってしまうことがあります。
骨格が変わる原因としては、日常的な悪い癖、歯並びやかみ合わせ、矯正装置(急速拡大装置)による影響などです。
また、ルフォーI型骨切り術(上顎骨切り術)でも鼻の形が変わることがあります。
顔のむくみ
顔全体がむくんでいると、鼻にまでその影響が及び、鼻が大きく見えてしまうことがあります。
むくみの原因には、お酒の飲み過ぎや塩分の取り過ぎ、睡眠不足、ストレスなどがあります。むくみがちな人は、生活リズムや食生活を整え、むくみにくい体づくりをしてみましょう。
運動不足や筋力の低下もむくみにつながるため、適度な運動を取り入れるのもおすすめです。
近年はマスクをする機会が増えましたが、マスクのワイヤー部分の圧迫も鼻がむくむ原因といわれています。
寝る姿勢(うつぶせ寝)
寝る姿勢も、鼻の形状に影響を与える原因の一つです。うつぶせ寝は鼻に圧力をかけ続けることになり、鼻の形を変形させてしまうといわれています。
鼻は軟骨と脂肪で作られており、圧迫され続けると鼻が横に広がったり、鼻先が平たくなったりする可能性があるため注意が必要です。
うつぶせ寝の習慣がある人は、寝る姿勢を変えられるよう工夫してみましょう。
鼻を広げたりいじったりする癖
無意識に鼻を広げたり、いじったりする癖がある人は、その行為によって鼻が大きくなってしまう可能性があります。
数回程度行ったくらいですぐに鼻が大きくなることはありませんが、癖として日常的に行っていると、鼻の穴が広がったり、いわゆる団子鼻のようになってしまうことがあります。
特に、ストレスが溜まっているときや集中しているときなどに無意識に鼻をいじる癖がある場合は注意しましょう。
加齢
加齢も、鼻が大きくなる原因の一つです。加齢により鼻が大きくなるのには、頭蓋骨・軟骨・皮膚組織が関わっています。
加齢とともに頭蓋骨は痩せ、広がっていきます。すると、広がりに合わせて鼻の組織が引っ張られ、鼻が大きくなるのです。
さらに、鼻を支えている軟骨の柔軟性や支える力が衰えることで潰れたように低く見え、鼻全体が広がったように見えてしまいます。
鼻を小さくする5つの方法
鼻を小さくする方法には、自分でできる方法から美容整形までさまざまな選択肢があります。
- メイクで小さく見せる
- マッサージでむくみを解消する
- 小鼻の筋トレをする
- 鼻の癖を改善する
- 美容整形の手術を受ける
マッサージやメイク、筋トレといった方法は自分で簡単にできますが、鼻の形を大きく変えることはできません。
しっかり変化を感じたい方は、美容整形の手術を検討してみるのも一つの方法です。
それぞれのやり方について、詳しく見ていきましょう。
メイクで小さく見せる
簡単にでき、すぐにチャレンジしやすいのがメイクで鼻を小さく見せる方法です。
高く見せたい部分に「ハイライト」、影を作り目立たなくしたい部分に「シェーディング」を入れるのが基本です。
鼻の形によっても適したメイク法は異なるため、自分の鼻の形に合った方法でメイクしてみましょう。
ハイライトは鼻筋全体にしっかり入れてしまうとかえって小鼻が大きく見えてしまう場合があり、乗せる細さや範囲を意識するのがポイントです。
ハイライトやシェーディングだけでなく、自分の肌よりも少し暗いトーンの下地を仕込むなど、ベースメイクから工夫すると自然な仕上がりにできますよ。
鼻の赤みをコンシーラーでカバーするだけでも、鼻の存在感を減らせます。
マッサージでむくみを解消する
むくみが原因で鼻が大きく見えている場合、以下のマッサージでむくみを解消することで鼻が小さくなる効果が期待できます。
- 両手の人差し指と中指を使い、小鼻を挟む
- 指先を使って円を描くように優しくマッサージする(小鼻が温かくなる程度の力が目安)
- 小鼻から鼻全体を鼻筋に沿って上下にさする
マッサージのときは滑りを良くするためにクリームなどを使い、優しい力で行うのがポイントです。
やり過ぎたり間違った方法で行うと、刺激によって皮膚が厚くなってしまうことがあるため、注意しましょう。
小鼻の筋トレをする
上唇鼻翼挙筋(上唇と鼻翼を引き上げる働きをする筋肉)という表情筋が衰えると、小鼻がゆるんだ印象になってしまうことがあります。
目に見える効果が期待できるわけではありませんが、ケアの一つとして小鼻の筋トレを取り入れてみてもいいかもしれません。
小鼻の筋トレのやり方は簡単で「小鼻を小さくする感覚で力を入れる→緩める」の動作を繰り返すだけです。
やり過ぎや間違った方法での筋トレはシワの原因になるため、正しい方法で適度に行いましょう。
鼻の癖を改善する
無意識に鼻をいじる癖がある人は、鼻の形を崩さないためにも、癖を直すことから始めましょう。特に、鼻の穴を広げる癖や鼻をほじる癖は、小鼻を大きくする原因になります。
癖を直すには、まず自分の行動を意識することから始めましょう。
癖に気づいたら、すぐにやめるよう心がけます。代わりに深呼吸をするなど、別の行動に置き換えるのも効果的です。
美容整形の手術を受ける
自力で行う方法では、鼻の形を大きく変化させることはできません。
鼻の大きさや形が大きなコンプレックスや悩みになってしまっているのであれば、美容整形の手術を検討するのも一つの方法です。
美容整形の手術では、鼻の余分な皮膚の切除・縫合や骨を削ることで、鼻を小さくできます。
ただし、美容整形の場合は費用が大きくなるほか、痛みやダウンタイムが生じます。
治療についてよく理解したうえで、信頼できる医師による手術を受けることが大切です。
鼻を小さくする美容整形の手術
鼻を小さくする主な美容整形の手術は、以下の通りです。
小鼻を小さく・横幅を狭くする | 鼻翼縮小術(小鼻縮小術)
鼻翼挙上術 |
鼻先・団子鼻を小さくする | 鼻尖形成術 |
大きな鼻を小さく・細くする | わし鼻治療
鼻骨骨きり・幅寄せ術 |
鼻整形にはさまざまな種類があり、悩みや気になる部位によっても適した手術は異なるため、クリニックで医師に相談してみましょう。
ここでは、上記の5つの手術について解説します。
鼻翼縮小術(小鼻縮小術)
鼻翼縮小術(小鼻縮小術)は、小鼻の余分な皮膚の切除・縫合をし、鼻の穴を小さくしたり、横幅を狭くしたりする手術です。
笑った時に小鼻の広がりが気になる方や、鼻の穴の大きさでお悩みの方に適しています。
手術方法には「内側法」「外側法」「内側+外側法」の3つがあり、患者さんの鼻の状態や希望に合わせて、医師が適した方法を判断します。
鼻翼縮小術は固定なしですが、レティナ(鼻の変形防止のため鼻の穴に入れておくシリコンのこと)を装着します。
メイク | 【鼻以外のメイク】術後すぐ
【鼻を含めたメイク】抜糸から24時間後以降(術後8日目以降) |
固定を外すまで | 固定なし(レティナ装着) |
抜糸まで | 7日 |
Lu Bijou Clinicの鼻翼縮小術(小鼻縮小術)について
鼻翼挙上術
鼻翼挙上術は、下がった鼻翼(小鼻)を持ち上げ、形や位置を整える手術です。
小鼻の大きさや丸みを調整できるため、大きな小鼻を小さくさせたい方や、鼻翼が下がっているのが気になる方に向いています。
メイク | 【鼻以外のメイク】術後すぐ
【鼻を含めたメイク】抜糸から24時間後以降(術後8日目以降) |
固定を外すまで | 固定なし(レティナ装着) |
抜糸まで | 7日 |
鼻尖形成術
鼻尖形成術は、鼻先の軟骨や脂肪を除去することで、鼻先の形を整える手術です。
鼻柱を切開する「オープン法」と鼻の穴の中を切開する「クローズ法」があり、団子鼻や低い鼻先、丸い鼻先を改善させたい方に適しています。
「鼻の印象を大きく変化させたい」「鼻中隔部分が短い」といったケースでは、鼻中隔延長術と組み合わせることもあります。
メイク | 【鼻以外のメイク】固定を外した後
【鼻を含めたメイク】抜糸から24時間後以降(術後8日目以降) |
固定を外すまで | 4日(修正の場合は7日) |
抜糸まで | 7日 |
わし鼻治療
わし鼻(鷲鼻)治療は、鼻の出っ張りを改善し、鼻筋を滑らかに整える手術です。凹凸が解消されることで、鼻全体が小さく見える効果があります。
ハンプ(わし鼻)の大きさによって、骨を削るか切除かを選択します。
鼻のゴツゴツした印象を改善したい、すっきり通った鼻にしたい方におすすめの方法です。
メイク | 【鼻以外のメイク】固定を外した後
【鼻を含めたメイク】抜糸から24時間後以降(術後8日目以降) |
固定を外すまで | 4日(修正の場合は7日) |
抜糸まで | 7日 |
鼻骨骨きり・幅寄せ術
鼻骨骨きり・幅寄せ術は、鼻の骨を切って内側に寄せることで、シャープな鼻筋にする手術です。
太い鼻筋や曲がった鼻筋をすっきり細くしたい方、華奢な鼻になりたい方、鼻の印象を大きく変えたい方に向いています。
ハンプ切除(わし鼻治療)と併用して鼻筋全体のボリュームを調節し、鼻の存在感を減らすことも可能です。
メイク | 【鼻以外のメイク】固定を外した後
【鼻を含めたメイク】抜糸から24時間後以降(術後8日目以降) |
固定を外すまで | 14日(抜糸時に固定付け直し) |
抜糸まで | 7日 |
Lu Bijou Clinicの鼻骨骨きり・幅寄せ術について
鼻を小さくする方法についてのよくある質問
ここでは、鼻を小さくする方法について寄せられることの多い質問を紹介します。
Q:鼻を小さくする美容整形のダウンタイムはどのくらい?
鼻整形のダウンタイムには個人差がありますが、痛みや腫れなどは数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。
1〜2週間すると大体の方が鼻整形したと分からなくなり、1ヶ月でダウンタイムはかなり落ち着きますが、完成までには6ヶ月ほどかかります。
ダウンタイム中は入浴や運動、飲酒などに制限があるため、医師の指示に従って安静に過ごして、ダウンタイムが長引かないように注意しましょう。
Q:自力で鼻を小さくする方法に効果はある?
マッサージやメイクといった方法は、一時的に鼻を小さく見せることはできるかもしれませんが、大きな効果を得ることは難しいでしょう。
また、自宅でもできる鼻を小さくする方法として知られる「ノーズクリップ」は軟骨の変形・ストレッチ効果が得られる可能性はあるものの、あくまで一時的なものです。
瘢痕(炎症を起こして皮膚が硬くなる)や、変形のリスクがあるため、長期的な使用はおすすめできません。
まとめ
鼻を小さくする方法にはさまざまな選択肢がありますが、自力で行う方法はあくまでセルフケアの範囲で、鼻の形を大きく変化させることはできません。
マッサージや筋トレのやり過ぎ、間違った方法でのケアは逆効果になってしまう可能性もあるため、注意しましょう。
「大きな鼻をどうにかしたい」「横に広い小鼻を改善したい」など鼻の大きさで悩んでいるなら、一度クリニックで相談してみるのがおすすめです。
あなたの鼻の形や悩みに適した鼻整形の提案はもちろん、正しいケア方法・NGな自己流のケアなど詳しいアドバイスを受けられますよ。
東京都港区のLu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)は、鼻整形に特化した美容クリニックです。
鼻専門クリニックで修行を積んだ早田 悠里子院長がこれまでの経験と知識を活かし、細部までこだわり抜いた鼻整形を提供しています。
鼻の大きさや横幅など、鼻に関する悩みや疑問があれば、なんでもお気軽にご相談ください。