鼻プロテーゼで目頭が引っ張られると寄り目になる?原因や違和感を解説

 

鼻プロテーゼの施術を受けたあと、受ける前と変わったところが目に付くせいなのでしょうか、「目頭が引っ張られる」「目が寄る」という話を聞いたことがあります。

しかし実際、より目になったり目頭が引っ張られる違和感があったりするのでしょうか?

この記事では、鼻プロテーゼの施術を受けたあとに実際に目頭が引っ張られるのか、なぜそう感じるのかなどについて解説します。

他にも目頭を引っ張る施術はあるのか、目頭が引っ張られる他にも心配される問題点なども紹介するため、参考にしてください。

 

鼻プロテーゼってどんな施術?

 

鼻プロテーゼは人工軟骨を使用した、鼻整形の施術のうちの一つです。

これから鼻プロテーゼを入れてみようと思っている人にとっては、目頭が引っ張られるような違和感がずっと続いてしまうのか心配でしょう。

まずは、鼻プロテーゼがどのような施術なのかを紹介します。

 

プロテーゼを鼻に入れる隆鼻術

鼻プロテーゼとは、プロテーゼと呼ばれる医療用シリコン製の人工軟骨を鼻筋に入れて、鼻の悩みを改善する隆鼻術です。

局所麻酔を行い鼻の穴の中を切開し、鼻骨を覆う骨膜の下にプロテーゼを挿入し、鼻の悩みを改善します。

約2週間のダウンタイム中は腫れ・痛み・内出血などの症状がみられ、施術した鼻が完成するまでは3ヶ月かかりますが、得られる効果は半永久的で、抜去や入れ替えも可能です。

Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)の隆鼻術について

 

鼻プロテーゼで改善できる悩み

鼻プロテーゼを使用した隆鼻術では、鼻に関するコンプレックスである以下のような悩みを改善することが可能です。

  • 鼻を高くしたい
  • 鼻先を高くしたい
  • 鼻筋を通したい・すっきりさせたい・細くしたい・まっすぐにしたい
  • 段鼻・わし鼻を治したい
  • 顔に立体感を出したい
  • 中顔面を短くしたい

 

柔軟性のある自然な感触のプロテーゼを鼻筋に挿入することで、患者さんの上記のような悩みを改善し、半永久的に保ちます。

 

自家軟骨でできる隆鼻術もある

隆鼻術には鼻プロテーゼの他に、自家組織である軟骨を採取して鼻筋に移植する方法もあります。

自家組織の採取は、耳からの耳介軟骨、鼻からの鼻中隔軟骨、胸下を切開して採取する肋軟骨などがあります。

自身の組織のため安全性が高く、細工しやすいため鼻整形に適しています。

人工のものを身体に入れたくない人などにおすすめです。

 

鼻プロテーゼは目頭が引っ張られるのか

 

鼻プロテーゼの施術を受けて目頭が引っ張られるように感じる人、または寄り目になったように見える人の話を耳にすることがあるということは、一定数そういった人がいるのかもしれません。

ここでは、鼻プロテーゼが実際に目頭を引っ張るようなことがあるのかを紹介します。

 

引っ張られる他に、寄り目に見えることもある

鼻プロテーゼは鼻を高くする用途で入れるため、高くなった鼻に目頭辺りの目や皮膚などが若干引っ張られる感じはするでしょう。

しかし、見た目が不自然になるほど引っ張られるような鼻整形は、医師からの注意喚起が成されることは想像できるため、バランスが崩れるほど引っ張られるようなことは無いと言っていいでしょう。

しかし、寄り目に見える可能性はあります。

鼻プロテーゼが挿入されると、今まで平坦だった目頭に高さが出て鼻筋が通るため、錯視効果(見た目の錯覚)として目が寄って見えるようになることがあります。

これは実際に寄り目になってしまったわけではないため、目の位置に物理的変化はありません。

 

寄り目のように見えるのは不自然なのか

鼻プロテーゼを入れて寄り目に見えることが不自然かどうかは、施術を受けた人の顔全体のバランスにもよるでしょう。

鼻プロテーゼを希望する人は、鼻を高くしたいために施術を受けます。

例えば目が離れている人が鼻プロテーゼを入れて寄り目に見えるようになったとしたら、それはかえってバランスが取れたと考えてもいいでしょう。

また、もともと寄り目の人が鼻プロテーゼの施術をした場合、さらに目が寄ることを心配するかもしれませんが、実際には鼻プロテーゼでの変化はあまりありません。

前と印象が変わることで不自然さを感じたとしても、鼻プロテーゼを入れて鼻が高くなったからこそであるため、よい変化と考えてもいいでしょう。

 

鼻プロテーゼで目頭が引っ張られて見える人の特徴

 

鼻プロテーゼを入れることで目頭が引っ張られて見え、寄り目になったような気がする人には、受けた施術やもともとの鼻の特徴などに関係があります。

鼻プロテーゼで目頭が引っ張られて見える人の特徴を紹介します。

 

鼻根部までプロテーゼを入れた

鼻根部あたりから鼻を高くしたい人は、鼻プロテーゼを鼻根部まで入れることで高さが出るため、目が引っ張られる感覚になる場合があります。

いくら目頭を引っ張られても、物理的に目が寄るわけではありません。

しかし、実際に高さが出た分が内側に引っ張られているため、錯覚効果で内側に目が大きくなったように見え、寄り目に見えることは考えられます。

 

プロテーゼが極端に高い

鼻根部まで入れたプロテーゼが極端に高い場合、その分皮膚が内側に引っ張られることがあります。

鼻根部を高くする場合、不自然といわれない程度の高さの基準は約6mm程度までで、それ以上高くすると自然で美しい鼻にはならないといわれています。

また、自然な範囲内で行われた施術であれば、目が寄ることなどないでしょう。

 

もともと目が離れている

もともと目が離れている人が鼻プロテーゼを受けると、低かった鼻根部が立体的になるため、錯覚効果で顔のパーツが内側に寄って見えます。

また、目頭が内側に多少引っ張られるため、目が内側に向けて大きくなったようにも感じるでしょう。

元々離れていた目が寄っているように見え、さらに内側に大きくなったようにも見えることを、いい効果と捉えるか違和感と捉えるかは、その人によるでしょう。

 

鼻プロテーゼ以外で目頭が引っ張られる施術はある?

 

鼻整形では、鼻プロテーゼ以外にも鼻を高くする施術があるため、同じように目頭が引っ張られると感じるかもしれません。

鼻プロテーゼ以外で、目頭が引っ張られると感じる施術を紹介します。

 

自家軟骨による隆鼻術

上述しましたが、自家組織である軟骨を使用して、鼻根部から鼻を高くできる隆鼻術があります。

人工物を挿入したくない人には、自身から採取して使用する自家軟骨による隆鼻術がおすすめです。

自家組織の軟骨を採取する場所は、以下の4ヶ所です。

  • 耳の裏から採取する耳介軟骨や耳珠の軟骨
  • 鼻中隔軟骨(鼻の縦中央)
  • 肋軟骨(全身麻酔で胸下を2~3cmほど切開して採取)
  • 筋膜

 

採取した自家組織と鼻プロテーゼのどちらを利用しても鼻は高くなるため、自家組織でも目頭が引っ張られるのは変わりません。

鼻プロテーゼと自家組織での隆鼻術の違いは、自家組織を使用すると感染のリスクが少ないこと、自然に仕上がること、鼻プロテーゼより施術時間が長いこと、費用が高くなることです。

寄り目に見える心配はどちらも同様ですが、上述したように、鼻が高くなってむしろバランスがよくなったと考えましょう。

Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)の隆鼻術について

 

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は効果としては1年〜1年半という持続期間であり半永久的ではありませんが、メスを使わない施術で鼻整形ができます。

ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されるため、定期的に追加することで効果を持続させることが可能です。

効果としてはやはり高さを出す施術であるため、目が寄るように見えるでしょう。

Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)のヒアルロン酸注入について

 

鼻プロテーゼで考えられる他の影響

鼻プロテーゼが寄り目に見えることは分かりましたが、他に顔に影響を与えるような特徴があるようなら、気をつけなければいけません。

鼻プロテーゼで考えられる、寄り目以外の影響について紹介します。

 

鼻プロテーゼがズレる・曲がる

鼻プロテーゼは入れる階層が決まっていて、鼻の骨膜下(骨を覆う膜の下)に挿入する必要がありますが、これを皮下に挿入してしまうと、鼻プロテーゼが折れたり曲がったりすることがあります。

また他にも、皮下に挿入することで肌から鼻プロテーゼが透けて見えたり、ずれたりぐらついたりすることがあります。

ニキビ一つで感染症を引き起こすこともあるため、違和感がある場合はトラブルになる前に早めに受診しましょう。

 

鼻プロテーゼが飛び出す

鼻プロテーゼにはI型とL型がありますが、L型プロテーゼを使用した場合、L字の直角の部分は鼻先になります。

L字プロテーゼは鼻先に負担がかかるため、鼻先の皮膚が薄くなり、経年により皮膚に浮き出たり、鼻先をL字が突き破って出てきてしまう恐れがあります。

鼻プロテーゼは隆鼻術の他に、段鼻やわし鼻治療にも対応できるため便利ですが、L字は鼻先に負荷がかかるため、できればI型を使用して、鼻先は別の施術で高くするのがおすすめです。

 

鼻プロテーゼの経年劣化

鼻プロテーゼは医療用のシリコン素材のため、経年劣化で変形するような心配はほとんどありませんが、長年使用することで、表面が石灰化し、凸凹になる場合があります。

身体に害があるわけではありませんが、鼻プロテーゼとしての鼻筋を美しく保つ役割は果たせなくなってきます。

質の良い鼻プロテーゼを正しい位置に挿入した場合は、そもそも石灰化しにくく、入れ替えの必要はないとされています。

しかし、表面に浮き出るほど凸凹感が表面に出るようであれば、入れ替えは必要でしょう。

鼻プロテーゼの良いところは、抜去や入れ替えが可能であるところでもあるため、経年劣化で問題が起きたら入れ替えの相談をしに、施術したクリニックを受診しましょう。

 

鼻プロテーゼは立体感が生まれる

鼻プロテーゼは鼻を高くする施術のため、施術前より顔に立体感が生まれます。鼻筋がはっきりして、メリハリのある顔立ちになります。

目頭が多少引っ張られるため、目が寄ったように感じますが、それは実際に目が寄ったわけではなく、本来は希望の通りに顔のバランスが整った状態です。

錯覚効果で目が寄ったように見えるだけであって、全体的な顔のバランスが整ったとしても、寄り目になってはいないため、そこは心配しなくてもいいでしょう。

 

鼻プロテーゼの施術が心配ならクリニック選びも大切

 

鼻プロテーゼの施術は、数多ある美容施術の中でも難易度が比較的高く、知識や経験・技術力が不足していると例え医師でも失敗の可能性がある施術といわれています。

鼻プロテーゼは目頭が引っ張られる気がする・寄り目になると噂に聞いていても、信頼できるポテンシャルの高い医師を探して、任せることが重要です。

クリニックを選ぶ際は、ホームページなどで症例写真をたくさん載せているところや、自分と似たパターンの患者さんの症例写真があるかどうかを探してみると参考になります。

そして、一定レベルの技術が必要な修正手術や他院修正も行えるかどうかもクリニックを選ぶ目安になります。

気になることはしっかり相談にのってくれて、メリット・デメリット・リスクの説明もしっかりしてくれる、実績のあるクリニックを見つけましょう。

 

まとめ

鼻プロテーゼは目頭が若干引っ張られる感じはあっても、実際に寄り目になるわけではありませんが、見慣れないため違和感とともに寄り目に感じるのでしょう。

鼻プロテーゼは美容整形の中では難しい施術のひとつであるため、技術力や経験、臨床数など各方面から見て信頼できるクリニックを選ぶのがおすすめです。

Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)は、年間3000件以上という圧倒的な臨床経験を持ち、高い技術力と美のセンスを兼ね備えた、鼻整形に特化したクリニックです。

患者さんの「寄り目になるの?」という不安を解消できるようしっかりカウンセリングを行い、誰にとっても美しいとされる「忘れ鼻」を提供させていただきます。

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