鼻の形に悩んでいる方が理想の鼻を手に入れる方法として人気の高い鼻整形ですが、検討するうえでダウンタイムの症状や期間を知っておきたい方は少なくありません。
プチ整形と呼ばれる整形に対して、鼻整形は比較的ダウンタイムが長くなるケースがあるため、どの程度スケジュールを調整すればよいか分からないと困ってしまいます。
この記事では、鼻整形のダウンタイムの症状と期間、過ごし方や気をつけること、鼻整形の種類を紹介します。
鼻整形を検討中でダウンタイムについて詳しく知りたい方は、ぜひご参考ください。
鼻整形のダウンタイムの症状と期間
鼻整形にはいくつかのダウンタイム症状があり、時間とともに徐々に改善していきますが、それぞれ回復期間が異なります。
ここでは、ダウンタイム中の症状や期間を詳しく紹介します。
ダウンタイム期間の目安 | ダウンタイムの症状・状態 |
施術当日~2・3日 | ・出血、腫れ、痛みがピーク
・医師の指示通りに抗生剤や痛み止めを服用する |
施術1週間~10日後 | ・出血、腫れ、痛みが落ち着く
・内出血が落ち着く ・抜糸を行う |
施術3~6ヵ月後 | ・むくみ、傷跡の症状がほぼ落ち着く
・傷跡が目立たないようになる |
出血【1~2日程度】
鼻整形の術後に起こる出血は、鼻血として現れることが多く、施術直後〜2日程度続きます。最初は出血に驚いてしまうかもしれませんが、徐々に出血量は減少していきます。
出血が気になる場合は、頭を高くして休んだり、清潔な綿棒やガーゼで優しくふき取ったりしてください。
強く鼻をかむと出血が酷くなる可能性があるため控えましょう。
痛み【1週間程度】
施術直後〜1週間程度は、鼻だけではなくその周辺にも痛みが生じる場合があります。施術の種類によって痛みの程度は異なりますが、我慢せずに医師から処方された痛み止めを服用しましょう。
施術後1週間を経過しても痛みが続く場合もありますが、2週間目に入ればほとんど痛み止めを服用しなくても大丈夫な程度に落ち着きます。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、骨を削る施術をしている場合は長引くケースもあるため、痛み止めを服用しても治まらない痛みがあればすぐにクリニックに連絡しましょう。
内出血【10日程度】
内出血は、施術によって皮下の血液が漏れることで生じます。目の周りや鼻の周りに青紫色のあざのように現れるケースが多いです。
施術直後から3日程度がピークで、10日程度が過ぎれば自然に消えていきます。
マスクや冷却パックを利用すると便利ですが、患部を圧迫しないよう気をつける必要があります。
腫れ【1~2週間程度】
腫れは鼻だけではなく周辺の目や頬にまで及ぶことがあり、施術後2〜3日でピークを迎え、3〜4日目には違和感が軽減しはじめるのが特徴です。
1週間を過ぎると大きな腫れは治まりますが、解消するまでには個人差があり、1〜2週間程度かかります。
ただし、自然な状態になるまでには3〜6ヶ月程度かかることもあり、腫れが落ち着いたと感じるまでに時間を要するケースもあります。
むくみ【2ヶ月程度】
むくみは、鼻やその周辺だけではなく、目元や頬にも現れる症状で、顔全体が腫れているように見える場合があります。
鼻整形のダウンタイムのなかでも長期間続く症状の1つで、消失したと感じるまでには2ヶ月程度かかることもあるため注意が必要です。
特にむくみは起床時に強く発生しやすいですが、マッサージをしたり過剰なメイクをしたりすると鼻に影響を及ぼす可能性もあるため、医師の判断を仰いでください。
傷跡【3~6ヶ月程度】
施術方法にもよりますが、傷跡が完全に目立たなくなるまでには3〜6ヶ月程度の期間が必要です。
ただし、こちらも個人差が大きいです。切開する施術の場合、鼻の付け根や内側に小さな傷跡が残りますが、6ヶ月程度経って完全に目立たなくなるケースもあれば、1年程度かかる場合もあります。
傷跡がケロイド状になったり、治りが遅いと感じたりしたら、医師に相談してください。
鼻整形のダウンタイム中の過ごし方・気をつけること
ダウンタイム中は、傷の回復を促進し合併症のリスクを抑えるために、以下の点に注意して過ごしてください。
患部を冷やす
鼻整形のダウンタイム中は、腫れや痛み、内出血を軽減させるために患部を冷やすと効果的です。
保冷剤やアイスバッグなどをタオルに包んで患部にあて、1回あたり15〜20分程度を1時間ごとに繰り返してください。
施術後1〜2日は痛みが強いため、痛み緩和のためにも冷やすとよいでしょう。
ただし、冷やしすぎには注意が必要となるため、ご自身の状況に合わせて医師の指示通りに冷却を行いましょう。
安静にする
施術後のスムーズな回復を促すためには、安静に過ごすことが重要です。
特に出血している間は、頭を高くして寝ると血液や体液が顔に溜まらず、回復を早めることができます。
ガーゼやギプス、詰め物などをしている場合は、医師の指示に従って管理し、ご自身の判断で取り外さないでください。また、処方されている薬も医師の指示通りに服用する必要があります。
シャワーは患部を濡らさないよう注意
首から下部分だけなら、シャワーが当日から可能なケースが多いですが、ダウンタイムの症状が落ち着くまでは患部を濡らさないように気をつけましょう。
特に髪の毛を洗う際に、下を向いてしまうと泡についた細菌が傷口から入ってしまい、感染を引き起こすこともあります。
激しい運動や血流がよくなる行為はしない
激しい運動や入浴、飲酒などは血流を促しダウンタイムの症状を悪化させる場合があります。少なくとも施術後1週間程度はこれらの行為を控え、安静に過ごしてください。
また、汗をかく行為は細菌を繁殖させやすい環境となり、感染のリスクも高まります。
運動や入浴、飲酒については、医師の許可が出てから行うようにしましょう。
メイクは抜糸後24時間経ってから
鼻以外のメイクは施術当日から可能なケースもありますが、鼻へのメイクは抜糸後24時間経ってからとなります。
ただし、鼻に強い刺激を与えることは避けましょう。
食生活に気をつける
傷の回復を促すために、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。特に、タンパク質やビタミンCを含む食品を積極的に摂取すると、傷の回復を助けます。
また、塩分を控えることでむくみや腫れを軽減できます。
喫煙を控える
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があり、血流を滞らせてしまうため、傷の治りに悪影響を及ぼす可能性があります。
紙巻タバコだけではなく、アイコスを含む加熱式タバコも同様に控えることをおすすめします。
寝る姿勢に注意
鼻整形後は、就寝時に仰向けで寝るようにしましょう。うつ伏せや横向きで寝ると、鼻への圧力によってダウンタイムを長引かせる可能性があります。
普段うつ伏せで寝ている方は寝る姿勢を変えるのが大変かもしれませんが、就寝時用の保護用ギプスを一時的に装着する方法があるため、医師に相談してみましょう。
鼻整形のダウンタイムでよくある質問
鼻整形のダウンタイムについて、患者さんからよく寄せられる質問と回答を紹介します。
Q:鼻整形後の固定期間はどのくらい?
A:鼻整形後の固定期間は、施術の内容や患者さんの回復状況によって異なりますが、一般的には1〜2週間程度です。
ただし、完全に固定を外すまでには数週間程度かかるケースもあります。
Q:仕事復帰はいつからできる?
A:一般的には、ギプスがとれる1〜2週間後には仕事に復帰できることが多いです。
ただし、仕事の内容や患者さんの回復状況によって医師と相談のうえで決定する必要があります。
Q:ダウンタイム中は洗顔しても大丈夫?
A:施術直後は患部を濡らさないよう注意が必要なため、洗顔はできません。
一般的には1週間程度経過すれば慎重に洗顔を開始できますが、医師の判断を仰ぐ必要があります。
Q:ダウンタイムのピークはいつ?
A:一般的に、鼻整形のダウンタイムのピークは2〜3日です。
その期間が腫れやむくみのピークとなり、徐々に症状が改善していきます。
鼻整形の種類
鼻整形にはさまざまな種類があり、患者さんの希望や鼻の状態に応じて適切な方法を選択します。
ここからは、主な鼻整形の種類を紹介します。
ソフトプロテーゼ
ソフトプロテーゼは、鼻筋を高くする隆鼻術で使用される素材です。シリコン製のプロテーゼで、柔軟性と自然な触感によって高さや形を調整します。
効果は半永久的に持続し、ヒアルロン酸のように吸収されてしまうことがありません。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の隆鼻術について
鼻尖形成術
鼻尖形成とは、鼻先にある脂肪や軟骨などを取り除き、先端を小さくしたり、細くしたりしてすっきりと整える施術です。
施術方法は、鼻柱を切開するオープン法と、鼻の中を切開するクローズ法があり、どちらにもメリット・デメリットがあるため医師の説明をよく聞いて提案に応じて選択しましょう。
団子鼻をすっきりさせたい方や、印象を少しだけ変えたい方に適しています。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻尖形成について
鼻尖部軟骨移植術
鼻尖部軟骨移植とは、患者さんご自身の耳の軟骨を用いて鼻の先端部分に移植する施術です。
鼻先を高くしたり、尖らせたり、向きを変えたりできます。
ご自身の組織を使用するため、見た目も触り心地も自然で、衝撃にも強いのが特徴です。
身体に異物を入れるのが不安な方や、アレルギーが心配な方に適しています。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻尖部軟骨移植について
鼻中隔延長術
鼻中隔延長は、鼻腔を仕切る壁の先端にご自身の軟骨を移植して鼻先を伸ばす土台を整える施術です。
鼻中隔延長をする際は、鼻尖形成と鼻尖部軟骨移植をセットで行います。
鼻中隔延長によって土台を整えると、鼻先の細さ・高さ・角度などの微調整が可能です。
使用する軟骨は、耳介軟骨、鼻中隔軟骨、助軟骨などが一般的で、医師からの提案によってどの軟骨を使用するか選択します。
鼻先を高くしたい方、団子鼻を解消させたい方に適しています。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻中隔延長について
鼻翼縮小術
鼻翼縮小とは、鼻翼(小鼻)を切除して糸や筋膜で締め付けて縫合することで、鼻の広がりを小さくする施術です。
内側を切開する内側法、外側を切開する外側法、両方の利点を活かした内側+外側法の3種類があり、医師の判断によって術式が選択されます。
小鼻が広がっている、笑ったときの小鼻の広がりが気になるなどの悩みを抱えている方におすすめです。
固定期間は不要なため、鼻以外のメイクは術後すぐにできるのが特徴です。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻翼縮小について
鼻翼挙上術
鼻翼挙上とは、鼻翼を切開して上部の皮膚を切り取ったり、筋膜を用いて引き上げたりすることで、垂れ下がった鼻翼を引き上げる施術です。
鼻翼が鼻柱よりも下がっているとバランスが悪く見えるケースがあるため、鼻翼を引き上げることで位置が整います。
小鼻を小さく見せたい方や、鼻のバランスが気になる方に適しています。
こちらも固定期間は不要なため、鼻以外のメイクは術後すぐにできるのが特徴です。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻翼挙上について
鼻柱下降術
鼻柱下降とは、鼻柱を下方向に伸ばし、鼻全体のバランスを整えて正面や横から見たときのバランスを整える施術です。
鼻中隔延長とは違い、鼻柱の付け根を下に伸ばす効果が高いのが特徴です。
鼻柱が引っ込んでいる、横から見たときに小鼻に隠れて鼻柱が見えないなどの悩みがある方に適しています。
こちらも固定期間は不要なため、鼻以外のメイクは術後すぐにできるのが特徴です。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻柱下降について
まとめ
鼻整形は、理想の鼻を手に入れるための効果的な方法ですが、適切なダウンタイムの管理が重要です。症状や回復期間は個人差があり、施術の種類によっても異なります。
ダウンタイム中は医師の指示に従い、適切なケアと生活習慣を心がけることが大切です。出血、痛み、腫れなどの症状は時間とともに改善していきますが、完全な回復には数ヶ月かかることもあります。
鼻整形を検討している方は、ダウンタイムについて十分に理解し、適切な準備と心構えをすることで、より満足度の高い結果を得ることができるでしょう。
Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)では、鼻整形専門のクリニックで修行を積んだ早田悠里子院長が、医学的知識や技術力に基づいて鼻整形を担当します。
さまざまな施術を組み合わせて適した施術をご提案するため、鼻整形にお悩みの方はぜひ無料カウンセリングにお越しください。