日本人の鼻は低めといわれていますが、それを悩みとして抱えている人は少なくありません。
日本人の鼻の高さの平均は2.6〜2.8cm程度で、横幅が広かったり付け根の位置が低かったりすることが、より低く見せる要因になっていると考えられています。
この記事では、鼻を高くする方法として、自分でできる方法や鼻の美容整形・施術後の注意点などを紹介します。
理想的な鼻を手に入れる方法として、ぜひ参考にしてください。
自分で鼻を高くする方法
まずは、毎日のセルフケアで鼻を高く見せる方法を紹介します。
効果の実感には個人差がありますが、コストもかからないため、ご自身に合う方法があれば試してみてください。
マッサージ
鼻の周辺がむくんでいて、鼻が大きく見えたり団子鼻に見えたりしている場合、マッサージをしてむくみを解消することで、鼻がすっきりと高く見える効果が期待できます。
鼻筋を高くしたいときのマッサージ
- 鼻の付け根辺りの、へこんでいる所を探す
- くぼみに両人差し指の腹をあて、鼻筋を挟むようにして前に押し出す
- 押し出す・戻すを5分間繰り返す
スキンケア時に行うマッサージ
- 化粧水や乳液などを塗って滑りやすくする
- 両人差し指を使い、鼻下を5回程度ほぐすように伸ばす
- 両人差し指で鼻筋の両側を、くるくる回すようにマッサージする
- 両人差し指で、鼻筋の付け根・中央の順番で押す
- 人差し指と親指で鼻筋をつまんで、鼻の付け根から鼻の穴辺りに向けて動かす
メイク
メイクは即効性があるため、その場で効果を実感できます。
シェーディングやハイライトを入れて高さを出したり、目頭へポイントメイクを施して立体感を出したりするなど、メイクアップ効果で鼻を高く見せることも可能です。
しかし、即効性がある分、つい強調しすぎてしまう可能性もあります。自分に合ったトーンや色を把握し、薄く重ねることを心がけて自然な仕上がりを目指しましょう。
ノーズクリップ
ノーズクリップは、鼻を挟むだけの簡単さで鼻を高くしたり細くしたりする効果が狙える美容アイテムです。
1日15〜30分程度鼻に挟むだけですが、種類は鼻の特徴やシーンに合わせて、価格帯も数百円から1万円程度と幅広く、自宅で鼻を高くできると人気です。
ただし、使用後は効果があるように感じることはありますがそれは一時的なもので、圧迫によって皮膚が伸びる、水分が押し出されるなど、くせ付けのレベルといえます。
悩みの根本解決には至らないため、短期間の見た目改善程度に活用するに留めた方が無難です。
美容整形で鼻を高くする方法
鼻を高くする方法として、美容整形にはいくつかの方法があります。
- ヒアルロン酸注入
- プロテーゼ挿入
- 鼻尖部軟骨移植
- 鼻尖形成
- 鼻中隔延長
ヒアルロン酸注入以外は、切開が必要な施術です。その際の施術方法には、以下の2種類があります。
- 鼻柱を切開するオープン法(鼻柱:鼻の穴を下から見たときの中心部)
- 鼻の穴の中を切開するクローズ法(クローズド法)
それぞれのメリット・デメリットは以下です。
メリット | デメリット | |
オープン法 |
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クローズ法 |
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最近の主流は、傷跡が見えないクローズ法で、オープン法は奥の方の処理が必要な場合に選択されます。
オープン法は見える場所を切開するため傷跡の心配がありますが、3ヶ月程、または時間が経つほど目立たなくなるといわれています。
以下から、鼻を高く整える美容整形について詳しく紹介します。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を鼻筋に注入して、鼻を高くしたり鼻筋を通したりする注射でのプチ整形です。
施術時間 | 持続期間 | 再注入 |
15~30分 | 半年~1年 | 半年~1年に1回 |
鼻筋を高くすることで立体的に見せ、鼻筋が通るため相対的に鼻先を細く見せたり小鼻を小さく見せたりする効果があります。
クリニックによって異なりますが、麻酔が行われるため、圧迫感がある程度で痛みの心配はありません。
ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット
ヒアルロン酸は元々人間の体内に存在する成分であるため、アレルギー反応の心配が比較的少ないです。
ヒアルロン酸のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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ダウンタイムが短めであり日常生活に戻りやすく、周囲にもバレにくいという利点があります。
また、施術時間の短さは仕事帰りやプライベートにもスケジュールが組みやすいため、忙しい人におすすめです。
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収され、5年程度でなくなってしまいますが、上乗せすると長期間持続するようになっていきます。
そのため、3〜4回程度を定期的に注入したら、しばらく様子をみてもいいでしょう。
ヒアルロン酸注入の注意点
ヒアルロン酸注入の注射跡である内出血はメイクで隠せる程度で、1〜2週間程度で消えます。
他の症状については自身では気付きやすいですが、周囲には分からない程度です。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム中の症状が長引く場合は、医師に相談してください。
プロテーゼ挿入
プロテーゼ挿入は医療用シリコンでできたプロテーゼと呼ばれる人工軟骨を入れて、鼻の形状に合わせて鼻筋を高くする美容整形です。
施術時間 | 持続期間 | 固定 |
60〜90分 | 半永久的 | 3~7日 |
使用されている医療用シリコンは、FDA(米国食品医薬品局)で承認されている素材です。
オーダーメイドで加工できるため、患者さんに合わせて希望に近いプロテーゼを作成できます。
プロテーゼには以下の2種類があります。
- L字型
- 鼻筋から鼻先を通り鼻の下まで続く形状
- 鼻先が丸いのが嫌な人に向いている
- I字型
- 鼻筋のみの形状
- 鼻の皮膚が薄くL字だと負担がかかる人に向いている
プロテーゼの近年の主流はI字型です。
プロテーゼ挿入のメリット・デメリット
プロテーゼ挿入のメリットは、プロテーゼの種類で違いがあります。
それぞれのメリット・デメリットは以下です。
メリット | デメリット | |
L字型 |
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I字型 |
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L字型は鼻先もシャープにしたい人向き、I字型は自然に鼻筋を整えたい人に向いています。
どちらを選ぶにしても、医師とよく相談して検討しましょう。
プロテーゼ挿入の注意点
プロテーゼ挿入の施術中の痛みは、麻酔があるため心配ありません。麻酔の効果が切れてから抜糸までの1週間程度は鈍痛が続きますが、鎮痛剤で治まります。
そして、プロテーゼが定着するには3ヶ月程度かかります。
感染のリスクがあるため、ダウンタイムを経過していても痛みがある場合は、早めにクリニックを受診しましょう。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の隆鼻術について
鼻尖部軟骨移植
鼻先部軟骨移植術『耳介耳珠軟骨移植』ともいい、耳の後ろや耳珠部分から軟骨を採取し、鼻先に移植することで鼻を高くしたり鼻先の角度を変えたりして整える美容整形です。
施術時間 | 持続期間 | 固定 |
1時間半~2時間 | 半永久 | 1週間のギプス
2週間の鼻栓 1~3ヶ月のテープ固定など |
自家組織のためアレルギー反応を起こしにくく、形状も鼻先に合わせて細かくデザインできるため、見た目も感触も自然な仕上がりです。
耳の軟骨は、軟骨膜や脂肪が付いた状態で採取可能であるため、クッションの役割を果たします。
また、1ヶ月程度すると周りの組織と癒着するため、トラブルが起こりにくくなります。
鼻尖部軟骨移植のメリット・デメリット
耳の裏から軟骨の採取を行う際は、目立ちにくい耳の裏や耳の穴の裏を、10~25mm程度切開します。
鼻尖部軟骨移植のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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軟骨を採取しても、耳の形にはほぼ影響がありません。
人工物を使用したくない人には、軟骨移植がおすすめです。
鼻尖部軟骨移植の注意点
鼻尖部軟骨移植の施術は局所麻酔で行われるため、術中の痛みはありません。
また、一定の確率で10年ほど経つと左右どちらかに傾く・軟骨が浮き出るなどのリスクがあることが分かっています。
施術の際に避けられるリスクであるため、信頼できる医師・クリニックを選ぶ必要があります。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻尖部軟骨移植について
鼻尖形成
鼻尖形成は、切開して鼻翼軟骨を調整して団子鼻を解消します。
施術時間 | 持続期間 | 固定 |
30~60分 | 半永久 | 1週間程度 |
鼻翼軟骨とは、鼻尖にある鳥の翼のような形の左右対称の軟骨です。
鼻尖形成の方法には、鼻翼軟骨や脂肪を一部切除したり、切除後中央に寄せて縫合したり、鼻先の軟骨を糸で縫い縮めるなどの方法があります。
鼻の高さが大きく変わることがないため、印象を大きく変えたくない人にも向いている施術です。
術後の固定については、クリニックによって1ヶ月ほど装具の装着を指示される場合があります。
鼻尖形成のメリット・デメリット
鼻尖形成は鼻を尖らせる形成術ですが、日本人は鼻の皮膚が厚く鼻の軟骨が弱い特徴があるため、小鼻を小さくしたい人や鼻先をシャープにしたい人におすすめです。
鼻尖形成のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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仕上がりが自然過ぎて、期待していたような変化が感じられない人も中にはいるため、明らかな変化が欲しい場合は他の施術を選ぶとよいでしょう。
鼻尖形成の注意点
施術は局所麻酔で行われるため、術中の痛みは心配ありません。術後の痛みも、麻酔が切れた直後からの数日間の鈍痛程度で、処方される痛み止めを服用することで和らぎます。
鼻尖が上向きになったり下向きになったり、鼻が詰まるような感じがする場合など、気になる症状がある際は早めに受診しましょう。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻尖形成について
鼻中隔延長
鼻中隔延長は、鼻中隔軟骨を前方や下方に延長することで、鼻先の向きを調整して鼻先を高くする施術で「豚鼻改善」とも呼ばれます。
施術時間 | 持続期間 | 固定 |
3~4時間 | 半永久 | 約1週間 |
鼻を左右に分けている中央のしきりのような壁を鼻中隔軟骨といい、鼻中隔延長はこれを自身から採取した軟骨で延長する方法です。
鼻中隔軟骨は左右のどちらかにずれていることが多く、施術の際にその原因や歪みを特定し、延長の高さや向きを調節するため、術野が広いオープン法が選択されます。
鼻中隔延長のメリット・デメリット
オープン法で行われるため、施術中に鏡による自身での変化の確認ができ、自身の希望を術中に確認しながら伝えられ、対応してもらえます。
鼻中隔延長のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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鼻中隔軟骨は小さな軟骨のため採取量が少なく、耳介軟骨が次の候補になりますが、鼻中隔軟骨より強度がないため曲がりやすい特徴があります。
大きな変化を出したい人や元々鼻がかなり短い場合などは長さと強度が必要になるため、肋軟骨が有効です。
また、過去に耳介軟骨を採取したことがあり再度採取できない場合も肋軟骨から採取します。
胸の切開となるため全身麻酔になり、年齢により肋軟骨が硬すぎて採取できない場合もあります。
鼻中隔延長の注意点
鼻中隔延長術は2時間を超えることが多く身体の負担も大きくなるため、局所麻酔だけでは難しいとの判断で全身麻酔を行うクリニックが少なくありません。
寝ている間に施術は終わりますが、術後は無理をせず指示に従い安静にしましょう。
Lu Bijou Clinic(リュビジュ クリニック)の鼻中隔延長について
美容施術後の注意点
最後に、鼻の美容整形についての注意点を紹介します。
ダウンタイムをなるべく長引かせない方法や、術後の通院についてなど、検討前に確認してみてください。
定着まで時間がかかる
鼻の美容整形では、鼻の組織が安定・定着するまで1ヶ月ほど、完成するまで約3ヶ月ほど時間がかかるため、鼻にはなるべく触らないようにしましょう。
力強く鼻をかむ・うつぶせ寝をする・メガネの長時間使用などは控えなくてはいけません。
また、3ヶ月はあくまでも目安で、その後も術後半年程度までは完全な定着に進んでいく経過であるため、半年は患部に無理な力や刺激などを与えないよう気をつけましょう。
副作用がある
鼻の美容整形については、ダウンタイム時の副作用があります。
主な症状には痛み・腫れ・内出血などがあり、中には鼻づまりが見られるケースもあります。
術後3日辺りまでは痛みが続く場合がありますが、処方される痛み止めを飲めば治まる程度で、症状が大体落ち着くのは1〜2週間程度です。
2週間を過ぎても症状が治まらない場合は、感染や重篤な副作用の場合があるため、受診してください。
血行がよくなるようなこと・飲酒・喫煙を避ける
鼻の美容整形の術後は、血行が良くなるようなことをするとダウンタイムが長引いて症状も強まってしまう可能性があります。
激しい運動や飲酒は出血や腫れの助長につながり、逆に喫煙は血流が滞るため患部の治りを遅くします。
医師の指示に従って、許可が出るまで控えましょう。
まとめ
鼻を高くしたい場合、マッサージやグッズを使用して時間や手間をかけても、一時的な効果しか得られないため、根本の悩みは解決しません。
しかし、鼻は顔の中心のため、鼻に関しての悩みはできれば解決したい人が多いでしょう。
Lu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)では、元がどのような鼻だったか忘れてしまうほどすっきりと整った「忘れ鼻」を常に目指し、提供しています。
確実な鼻の高さを手に入れたい人は、東京の鼻整形専門クリニックLu Bijou Clinic(リュ ビジュ クリニック)へ一度ご相談ください。
ご希望に沿った施術を提案させて頂きます。